この記事では、2025年大阪・関西万博で注目を集める「クウェート館レストラン」を徹底紹介します。
本場クウェートの味と文化を日本で体験できる貴重な機会。
実際の料理写真や訪問ポイント、食文化の背景まで詳しく解説しているので、訪問前の予習にぴったりです。
わかりやすい動画もありました↓
クウェート館レストランとは?〜万博の中東グルメの注目スポット〜
クウェート館のレストラン🇰🇼
10時半に並び11時オープン
お一人様は?🤚と
スタッフからアナウンスがあり
先にカウンターへ案内してもらえました。チキンマクブースはなくラムとなりましたが🐑
柔らかく厚みのあるラム肉は最高でした✨
サフランの黄色いライスも◎
ここはノンアルです#大阪万博 pic.twitter.com/6exMVWbkgU— yaiko (@yaiko09585047) May 29, 2025
2025年に開催される大阪・関西万博では、世界中から多彩な文化と技術が集結し、その中でも特に注目されているのが「クウェート館」です。中東の豊かな文化を体験できるこのパビリオンでは、クウェートの伝統的な料理を提供するレストランが大きな話題となっています。ここでは、砂漠と海の国クウェートならではの味覚を楽しめる、本場のグルメ体験が待っています。
2025年大阪・関西万博でのクウェート館のコンセプト
クウェート館は、「未来への架け橋」として、伝統とテクノロジーの融合をテーマに掲げています。展示エリアでは、クウェートの石油以外の側面——教育、イノベーション、持続可能な社会づくりなどに焦点を当てています。
その一方で、レストランエリアでは「文化としての食」を前面に押し出し、訪れる人々に五感でクウェートを感じてもらう設計がなされています。クウェートの家庭料理や祝祭の際に供される特別な料理が提供され、味だけでなく、香りや彩り、盛り付けにいたるまで本場の雰囲気が再現されています。
このような食を通じた異文化交流は、万博という場にぴったりの体験と言えるでしょう。
レストランのロケーションとアクセス方法
公共交通機関では、JR大阪駅やなんば駅などから直通バスやシャトルが運行予定で、最寄りのゲートからは徒歩数分というアクセスの良さです。混雑が予想される時間帯を避けて訪れると、比較的スムーズに利用できるでしょう。
また、館内には英語・日本語・アラビア語による表記があるため、言葉の壁を感じることなくスムーズに注文できるのも嬉しいポイントです。
アラブのホスピタリティが体感できる空間デザイン
やっと1つ目のパビリオン🤣
クウェート館
1時間15分待ってようやく入れたけど、ここは価値あった👌
サラッと見ると見逃すけど、ショーもやってる😊
砂漠に寝っ転がりながら星空見る感じは最高やった👍✨
隠れたとこに喫茶やレストランあるし🙆♂️
それにしても待ち時間長い😅#今日は1つだけかな pic.twitter.com/Amb9VOTOUo
— ふぅ (@brun_latte) July 2, 2025
レストランの内装は、クウェートの伝統的な建築様式や装飾を取り入れたエレガントな雰囲気が漂います。ドーム型の天井や幾何学模様のタイル装飾、金色を基調とした食器など、細部までこだわった設計が施されています。
さらに、スタッフの接客もアラブ式のおもてなし文化が体現されており、訪問者を温かく迎えてくれるのが印象的です。イスラム文化における「もてなし」は非常に重要な要素であり、食事を提供すること自体が一つの文化的表現でもあります。
食事を楽しむだけでなく、クウェートという国そのものの魅力を肌で感じることができる、まさに「体験型レストラン」と言える空間です。
実食レポート!本場クウェート料理を写真付きで紹介
クウェート館のレストランでは、日本ではなかなか味わうことのできない本場の中東料理が、驚くほど本格的に提供されています。料理一つひとつがクウェートの伝統や文化を反映しており、見た目、香り、味のすべてが新鮮な驚きを与えてくれます。
以下では、実際に提供されたメニューの中から印象的な3品を紹介します。写真からも伝わる臨場感とともに、クウェートの味覚を旅する気分でご覧ください。
サフランライス&ラム肉の贅沢プレート

まずご紹介するのは、黄金色に輝くサフランライスに、ジューシーなラム肉が添えられた一皿です。中央には甘酸っぱい干しぶどうがトッピングされ、アクセントとしての役割を果たしています。
ライスはバスマティ米を使用しており、粒が細長く、ふわっと軽い口当たり。サフランの香りが上品に広がり、ひと口ごとに異国の香りが漂います。ラム肉はしっかりと下味がついており、外は香ばしく中はやわらか。スパイスの使い方も絶妙で、重たさを感じさせず、どこか優しい味わいが特徴です。
添えられたトマトベースのソースは、ピリッとした辛味があり、ライスや肉に絡めることで一層深みが増します。このソースには刻んだ香草が浮かび、さっぱりとした後味が印象的でした。
まるでお祝いの席で供されるような華やかな盛り付けで、見た目にも楽しめる一品。中東料理に馴染みのない方でも、食べやすく仕上げられている点が嬉しいポイントです。
伝統スープ「ハリース」風の温まる一品

次に登場するのは、黄色いスープに香草とパンが浮かぶ、やさしい味わいの一品。これはクウェートの伝統的な料理「ハリース」や「タシャリブ」にインスパイアされたスープと思われ、特に寒い日にはぴったりの心温まる料理です。
スープはクリーミーでコクがありながらも、油っこさを感じさせず、口当たりがまろやか。野菜や豆をベースにしたスープに、細かくちぎられたパンが浸されており、スプーンですくうたびに食感の変化が楽しめます。
上にはパセリなどの香草が散らされ、香りのアクセントに。スパイスは控えめで、日本人の口にも合いやすく、どこか和のエッセンスを感じる優しさがあります。
クウェートでは、こうしたスープはラマダン明けの食事や家庭での団らんの際によく登場します。シンプルながら滋味深いこの一皿は、旅先でほっとひと息つけるような安心感を与えてくれます。
オクラのトマト煮込み「バミヤ」風ベジタリアンメニュー

最後にご紹介するのは、トマトベースのスープにたっぷりのオクラが煮込まれた、ベジタリアン向けのメニューです。クウェートやその周辺国で親しまれている「バミヤ」と呼ばれる家庭料理を彷彿とさせる一皿です。
濃厚なトマトソースには、クミンやコリアンダーなどのスパイスが効いており、やや酸味のある味付けが食欲をそそります。オクラはとろりと柔らかく煮込まれ、ソースとよく絡んで絶妙な味わいに。
付け合わせのバスマティライスとの相性も抜群で、ソースをご飯にかけながらいただくと、まるで中東の家庭に招かれたような温かい気持ちになります。レモンを絞ると一層爽やかさが引き立ち、味の変化も楽しめます。
動物性食材を使わないため、ベジタリアンやハラール対応を意識する方にもぴったりな選択肢であり、多様な食文化に配慮したメニュー構成がなされていることが感じられました。
クウェート料理の魅力とは?〜中東の食文化を知る〜
クウェートの料理は、地理的・歴史的な背景からアラビア、ペルシャ、インド、さらには地中海地域の影響を色濃く受けており、まさに多文化の融合といえる独自の食文化が発展しています。この章では、クウェート料理を彩る3つの大きな魅力に焦点を当て、その奥深さに迫ります。
スパイスとハーブの絶妙な調和
クウェート料理の最も特徴的な点のひとつが、スパイスとハーブの使い方です。中東の料理といえば香辛料が強烈な印象を持たれがちですが、クウェートではそのバランスが非常に繊細で、スパイスの香りは豊かでありながら、決して主張しすぎない上品な仕上がりになっています。
代表的なスパイスとしては、カルダモン、クミン、コリアンダー、シナモン、ターメリックなどが挙げられます。これらを料理の内容に応じて絶妙に配合することで、香り高く、かつ口当たりの良い料理が完成します。
また、ハーブ類も欠かせない要素です。ミントやパセリ、ディルなどがよく使用され、料理の爽やかさや後味の軽やかさを引き立てます。特にスープやソースにふんだんに使われることが多く、香りの層を深めてくれるのです。
このようなスパイスとハーブの共演は、単に味を引き立てるだけでなく、食事を五感で楽しむ中東らしい食文化の象徴でもあります。
食材に込められた健康と意味
クウェート料理では、使用される食材にも深い意味や背景が込められています。例えば、デーツ(ナツメヤシの実)はクウェートの伝統的なスイーツや前菜に欠かせない存在であり、ラマダンの断食明けに最初に口にする聖なる食材とされています。
また、魚介類もよく使われ、これはクウェートがペルシャ湾に面した漁業の国であることを反映しています。干し魚や塩漬け魚を用いた料理も多く、保存食文化の知恵が垣間見える点も魅力です。
豆類やレンズ豆、ひよこ豆なども頻繁に使われており、これらは植物性たんぱく質を豊富に含むため、健康志向の人々にも喜ばれる要素です。スープや煮込み料理において、これらの食材が優しい味を生み出す土台となっています。
クウェートの食材選びには、栄養バランスだけでなく、宗教的・文化的な意味合いも色濃く反映されています。そうした背景を知ることで、より深く料理を味わえるはずです。
甘味と塩味の融合!干しぶどうの使い方に注目
クウェート料理のもう一つの魅力は、甘味と塩味の見事な融合にあります。
特に象徴的なのが、サフランライスに干しぶどうをトッピングするという手法。
これは中東地域全般に見られる伝統的な調理法ですが、クウェートでは特に祝い事の際に登場することが多いスタイルです。
干しぶどうは、米料理に豊かな甘さを加えるだけでなく、見た目の華やかさも演出します。一見ミスマッチに思える組み合わせも、実際に食べてみるとその絶妙な調和に驚かされます。香ばしいラム肉やピリッとしたソースとの相性も抜群で、一皿の中に多彩な味の層が広がります。
こうした甘塩バランスの技術は、ただの味付けを超えた芸術とも言えるものであり、まさにクウェートの料理文化の奥深さを物語っています。中東料理に興味がある方はもちろん、食の新しい発見を求める旅行者にとっても、このスタイルは魅力的な体験になることでしょう。
インスタ映え&体験価値!クウェート館で感じる“旅する食”
クウェート館のレストランは、単なる食事処ではありません。その料理の美しさや空間演出は、まるで一枚の絵画のように記憶に残ります。インスタグラムなどのSNSでシェアしたくなるような「映え」要素はもちろん、心に残る体験としての価値も感じられるのが魅力です。この章では、その“映える”料理や空間、さらに食を通じた異文化体験の価値について掘り下げていきます。
料理の彩りと器のこだわり
万博メシ【クウェート館レストラン】
いつもタイミングがいいのか待ち時間0🙏
🍽️レンティルスープ
カレー風味の豆スープ、レモンかけると爽やか美味しい
🍽️ラムマクブース
お肉はしっかりラムの風味。ほぐしてトマトソースと混ぜてお米と食べる。ジビエ好きなら美味
🍽️クベエルグ
サクサクほくほく pic.twitter.com/AmO72l30Ov— 鮎@うさぎと旅する人 (@usatanlovelove) May 15, 2025
クウェート館で提供される料理は、視覚的な美しさにも力が入れられています。たとえば、黄金色に輝くサフランライスの上に丁寧に盛り付けられた干しぶどうのコントラスト、ラム肉の焼き色の深さ、トマトソースの艶やかさ——それぞれの要素が写真に収めたくなるような魅力にあふれています。
さらに、料理を彩る器にも注目です。陶器にはアラビア風の繊細な模様があしらわれており、金や青を基調とした美しいデザインがテーブルを華やかに演出しています。料理そのものと器のコーディネートにより、食事が一つの芸術作品のように感じられるのです。
見た目の美しさは、食欲をそそるだけでなく、旅の思い出として強く印象に残ります。写真を撮ってSNSに投稿する人も多く、まさに「映えるグルメスポット」として注目されています。
文化体験としての食事空間
クウェート館レストランの魅力は、料理だけにとどまりません。空間そのものが「旅」を体験させてくれる場となっており、イスラム文化やアラブの伝統を随所に感じさせるデザインが施されています。
店内の装飾は、クウェートの歴史や自然をモチーフにしたアートが並び、柔らかな照明と共に落ち着いた雰囲気を醸し出します。座席の配置もゆとりがあり、家族連れやカップル、一人旅でも快適に過ごせるよう配慮されています。
また、店員の方々がクウェートの伝統衣装を着用しているのもポイント。日本にいながら本場の空気を感じられるような演出が随所に散りばめられており、まさに異文化体験としての食事空間が提供されているのです。
食を通して文化を学び、体感する——それがこのレストランの大きな魅力です。
「映える」だけじゃない、記憶に残る味の旅
現代では、料理の「見た目」が重視されることが多くなっていますが、クウェート館のレストランはその一歩先を行っています。美しさだけでなく、「体験としての深み」や「味の記憶」に訴えかけてくる点が、他の“映えグルメ”と一線を画す理由です。
実際に料理を口にしたとき、最初に感じるのは素材の香りやスパイスの繊細な調和、そして調理の丁寧さ。日本ではなかなか体験できない、異国の味が驚きとともに五感に迫ってきます。
そして食べ終わった後には、「またこの味に出会いたい」と思わせる余韻が残ります。それこそが、記憶に残る旅の一幕となるのです。見た目だけでなく、食を通して“旅”そのものを感じることができる——それがクウェート館のレストランの真の魅力ではないでしょうか。
クウェート館レストランのよくある質問とポイントまとめ
クウェート館のレストランは、その特別な体験から多くの人が訪れることが予想されます。そのため、スムーズな訪問のために事前に知っておきたい情報をまとめました。以下では、よくある質問をベースに、予約の可否や食事制限への対応、周辺施設との比較まで、旅の計画に役立つポイントをご紹介します。
営業時間・混雑予想と予約の有無
クウェート館のレストランは、万博会期中の毎日営業予定です。営業時間はおおむね午前10時から午後8時頃までとされていますが、詳細は会期が近づくにつれて公式発表される見込みです。
現時点では予約制は導入されていないものの、状況によって整理券やアプリでの受付方式が導入される可能性があります。訪問前には、万博公式アプリやクウェート館の情報ページをチェックしておくと安心です。
また、混雑時には隣接ゾーンのパビリオンを見学しながら時間調整するのも良い方法です。効率的な回り方を考えておくと、当日の満足度もぐっと高まります。
ベジタリアン・ハラール対応はある?
これはイスラム圏であるクウェートならではの配慮であり、多様な宗教やライフスタイルを持つ訪問者にも安心して食事を楽しんでもらうための取り組みです。
実際に提供されている「バミヤ」などのベジタリアンメニューは、動物性食材を使用せず、野菜と豆を中心とした構成となっています。また、全メニューはハラール基準に準拠して調理されており、必要に応じてスタッフに確認することも可能です。
料理ごとに英語・日本語・アラビア語のアレルゲン表示や食材リストが掲示される予定のため、アレルギーがある方や食に制限のある方も安心して利用できます。万博全体のテーマである「多様性と共生」が、レストランにもきちんと反映されているのです。
周辺パビリオンとのグルメ比較もおすすめ
夢洲会場内には、他にも中東・アジア・アフリカ各国のパビリオンが立ち並び、独自のグルメ体験を提供しています。その中でもクウェート館は、伝統を大切にしながらも現代的な洗練が感じられるレストランとして際立っています。
たとえば、近隣のUAE館やカタール館では、フュージョン系のモダンアラビアンフードが提供される一方で、クウェート館では「家庭の味」や「伝統的な調理法」に軸を置いており、味わいに深みがあります。
食事の前後に複数のパビリオンを回りながら、各国の味や演出を比較して楽しむのも万博ならではの醍醐味です。特に“食を通じて世界を旅する”というテーマを楽しみたい方には、クウェート館を軸にしたグルメルートのプランニングがおすすめです。
まとめ
クウェート館のレストランは、ただ食事を楽しむ場所ではなく、「文化を味わう旅」の一部として、訪れる人々に深い感動を与えてくれる場所です。スパイスの香り、器の美しさ、そしてスタッフの温かなホスピタリティ——そのすべてが、異国の魅力をリアルに感じさせてくれます。
2025年の大阪・関西万博では、ぜひこの貴重な食体験をスケジュールに取り入れてみてください。クウェートの食文化に触れながら、心もお腹も満たされる、そんな一日を味わってみませんか?
次回の旅は、きっとここから始まります。

